リオティント、アルカディウム・リチウムの買収を完了

2025/03/06

リオティントは、アルカディウム・リチウム社(「アルカディウム・リチウム」または「アルカディウム」)の買収に関して、3月5日にスキーム・オブ・アレンジメントに基づくジャージー王立裁判所の認可を取得したことを受け、67億ドルの買収が完了しましたことをお知らせします。これにより、アルカディウムはリオティントの完全子会社「リオティント・リチウム」となります。また、既存のリンコン・リチウム・プロジェクトもリオティント・リチウムに統合されます。

 

この買収により、リオティントはエネルギー転換に必要な原材料の供給におけるグローバルリーダーとなり、また、世界最大級のリチウム資源を保有する主要な生産者としての地位を確立します。リオティント・リチウムは、2028年までにTier1資産の生産能力を炭酸リチウム換算で年間20万トン以上へ拡大することを目指しています。また、両社の補完的な技術や地域展開を活かし、成長を続ける市場において生産量を加速度的に拡大することで、強力な付加価値を生み出し、今後数年間でEBITDAおよび営業キャッシュフローの大幅な増加が期待されます。

 

リオティントCEOのヤコブ・スタウショーンは次のように述べています。「本日、アルカディウムの従業員の皆さんをリオティントに迎えることを大変嬉しく思います。私たちは共に、エネルギー転換に必要な鉱物の調達、採掘、生産を加速させていきます。リオティントの事業規模、財務力、オペレーションやプロジェクト開発の経験と、アルカディウムのTier1資産、技術力、商業的な強みを融合させることで、当社の鉄鉱石、アルミニウム、銅事業と並ぶ、世界クラスのリチウム事業を構築します。

 

私たちは、エネルギー転換に必要な素材を提供するための強固な基盤を確立していると確信しています。そして、地域社会への敬意を忘れず、環境への影響を最小限に抑え、株主やその他のステークホルダーに価値を提供することに注力していきます」。

 

アルカディウムの株主は、基準日時点で保有する1株あたり5.85米ドルの現金対価を受け取ります。リオティントは、既存のブリッジローン枠を活用して買収資金を調達し、その後、長期借入金に切り替える計画です。 

 

本買収の完了に伴い、アルカディウムの株式およびCHESS預託証券(CDI)は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)およびオーストラリア証券取引所(ASX)においてそれぞれ上場廃止となります。

 

 

詳しくは英語リリースをご覧ください。

 

 

 

リオティントについて:

 

リオティントは、世界35カ国で事業を展開する大手資源会社です。鉄鉱石、銅、アルミニウム、リチウムなど、人々の生活に不可欠な鉱石や金属を生産し、二酸化炭素排出量のネットゼロを実現するために、世界が求める素材をよりよい形で提供することを追求しています。リオティントは、日本にとって金属・鉱物の最大のサプライヤーの一社であり、低炭素社会の実現に向け、最も重要なパートナーとして長年にわたり信頼関係を深めてきた日本の企業との取り組みを強化しています。

 

 

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奥野雄三   Yuzo Okuno

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1 Kojimachi 4, Chiyoda-ku

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