リオティント、フィンランドでの低炭素アルミニウムプロジェクトの 調査に関する新たな提携契約を締結
2024/12/05
リオティントは、スウェーデンの投資会社バーガス (Vargas)、三菱商事およびその他の国内外の産業パートナーと提携し、フィンランドにおける低炭素アルミニウム分野での新規事業機会を調査することに合意しました。
業界を代表する戦略的パートナーとして、リオティントはアークティアル・パートナーシップ (Arctial partnership) に対し、実績ある最先端のAP60技術を提供し、カナダのケベック州以外で同技術が導入される初のアルミニウムプロジェクトとなり得るこのプロジェクトを支援します。リオティントが開発したAP60は、現在商業規模で利用可能なアルミニウム製錬技術の中では最も効率的な技術です。
その第一歩として、アークティアル・パートナーシップはフィンランドのコッコラにおける新規アルミニウムプロジェクトの実現可能性調査と環境影響評価を実施する予定です。
このプロジェクトが成功すれば、ヨーロッパ大陸では30年以上ぶりのアルミニウム製錬設備の新設となります。北欧の主要なカーボンフリーエネルギー供給会社であるフォータム (Fortum) と共同で、既存および新規の供給施設から競争力のある低炭素エネルギーを調達することを評価します。その他の地域および産業パートナーには、フィンランド産業投資会社(TESI)や国際的に技術をリードする企業が含まれます。
リオティントアルミニウム部門のチーフ・エグゼクティブ、ジェローム・ぺクレスは、次のように述べています:
「当社は、このパートナーシップにおいて主要な出資者かつ生産品の購入者となることを目指しています。これは、低炭素アルミニウムにおけるグローバルリーダとなるという当社の戦略に沿ったものです。
当社のAP60技術と化石燃料を使用しない電力を組み合わせることにより、低炭素アルミニウムという魅力的な製品をもたらします。これにより、欧州の産業基盤が強化され、エネルギー転換に必要な製造能力の強化に繋がると確信しています。」
リオティントについて:
リオティントは、世界35カ国で事業を展開する大手資源会社です。資源業界のパイオニアとして、鉄鉱石、銅、アルミニウム、リチウムなど、人々の生活に不可欠な鉱石や金属を生産し、二酸化炭素排出量のネットゼロを実現するために、世界が求める素材をよりよい形で提供しています。リオティントは、日本にとって金属・鉱物の最大のサプライヤーの一社であり、低炭素社会の実現に向け、最も重要なパートナーとして長年にわたり信頼関係を深めてきた日本の企業との取り組みを強化しています。
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