リオティントとコマツ 鉱業におけるゼロエミッションをめざして協力

2021/08/02

リオティントとコマツは、トラックを含むゼロエミッションの鉱石運搬ソリューションの迅速な開発と導入に共同で取り組むことに合意しました。

リオティントは自社鉱山でゼロエミッション・トラックの量産前トライアルをおこなう予定で、市場導入時に最初のロットを複数台購入するオプションを持ちます。

リオティントのチーフ・コマーシャル・オフィサー、アルフ・バリオスは、「リオティントとコマツは、2008年以降今日に至るまで世界最大級のコマツ無人ダンプトラック運行システムを構築しており、イノベーションについて長いパートナーシップの歴史を有しています」と述べました。「当社鉱山で量産前のトライアルをおこなうことや、市場導入後にトラックを複数台購入するオプションは、ゼロエミッション鉱山機器ソリューションとインフラの次世代製品の計画、開発、トライアルそして導入に積極的に協力し合うという、鉱山オペレーションの脱炭素化推進における両社共通の姿勢を強く示すものです」。

リオティントは、バッテリーや水素などあらゆる動力源で稼働可能なコンセプト「パワーアグノスティックトラック」の開発の推進を目指してコマツが新たに立ち上げた、コマツ・グリーンハウス・ガス(GHG)アライアンスの創設メンバーの1社です。

コマツのマイニング事業本部長、森山雅之氏は、リオティントとパートナーシップを続けることを光栄に思う、と話しました。 「リオティントとコマツはともに、鉱山オペレーションでのGHG排出削減目標の達成においてゼロエミッション・トラックが果たす役割の重要性と、実用的な運搬ソリューションの開発に注力する必要性を認識しています。より高度な協働を、楽しみにしています」。

リオティントは、ゼロエミッション・トラックを支援するのに必要な電力供給インフラストラクチャーの課題解決を目指すCharge On Innovation Challengeの設立メンバーの1社でもあり、これに出資もしています。

アルフ・バリオスは、「気候変動に効果的に取り組むには、企業と政府、社会が協力する必要があります。コマツとのコラボレーションは、当社だけでなく鉱山業界全体が排出削減目標を達成するうえで、ゼロエミッション・トラックの果たす役割が極めて重要であることを示しています」と述べました。

リオティントについて

リオティントは、低炭素社会への移行を実現するうえで重要な高品質の鉄鉱石や銅、アルミニウムほかの鉱物を生産しています。私たちは20年間にわたり気候変動の現実を認識しており、2020年までの10年間ですでに排出量を30%以上削減してきました。基準となる2018年と比較して、2030年までに絶対排出量を15%、排出原単位を30%それぞれ削減するという目標を設定しています。これらの目標は、2010年の水準と比較して絶対排出量が45%削減され、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の排出経路が1.5°Cになることと一致しています。これらは、10年間の目標期間の当初5年間で排出削減イニシアチブへ約10億ドルの投資をおこなうという当社決定に支えられています。2020年、当社はバリューチェーン全体でのパートナーシップ推進の支柱となるよう、スコープ3の排出削減目標を新たに設定しました。当社の気候変動対策の詳細はwww.riotinto.com/invest/reports/climate-change-reportをご覧ください。

コマツについて

コマツは、2022年3月期をゴールとする3カ年の中期経営計画「DANTOTSU Value - FORWARD Together for Sustainable Growth」において、収益向上とESGの課題解決の好循環による持続的成長を目指しています。当中期経営計画では、ESGの経営目標として、2030年までにCO2排出を50%削減(2010年比)、再生可能エネルギー使用率50%を掲げ、気候変動に対応した環境負荷低減や安全に配慮した高品質・高能率な商品・サービス・ソリューションの提供に取り組んでいます。これまでコマツは、2008年に建設機械で世界初となるハイブリッド油圧ショベルを市場導入、2020年4月にはバッテリー駆動式ミニショベル「PC30E-5」をレンタル機として国内市場へ導入を実現してきました。またチャレンジ目標として2050年までにカーボンニュートラルを掲げることを検討しています。コマツの気候変動課題の解決に向けての活動の詳細は、コマツの環境・社会活動(CSR)のページhttps://www.komatsu.jp/ja/aboutus/csrをご覧ください。

 

 

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