リオティント 2021年度第1四半期生産実績を発表

2021/04/20

リオティント 2021年度第1四半期生産実績を発表

リオティントは2021年4 月20日、2021年度第1四半期の生産実績を発表しました。

リオティントの CEOであるヤコブ・スタウショーンは次のように述べています。「当社は今期堅調な操業実績を達成しました。特にオーストラリアの鉄鉱石とボーキサイトの鉱山の現場が豪雨による影響にうまく対処したことで、すべての製品で予想した範囲内の生産数量を確保できました。」

「この四半期は、当社にとって深い自省の時間でした。特に伝統的土地所有者の方々とのパートナーシップや文化遺産についてより良好な関わりを持つために、私個人も多くの時間をかけて皆さまの声を聞き、学び、行動をしてきました。私のもとに刷新したエグゼグティブ・チームにおける新旧担当間の引き継ぎも順調に進んでいます。私たちは、より強いリオティントを作るという優先目標を明確にしました。リオティントがベストな事業者であること、ESG(環境、社会、ガバナンス)に関して完璧な信頼を得るため努力すること、そして開発の面で成功を収めることに注力します。このような目標を掲げることで、今後も株主の皆様へ多くの利益還元をおこない、ポートフォリオの維持・発展のために投資し、より幅広く社会へ貢献できるようになります」。

生産量*   2021年度
1四半期
前年同期比 前期比
ピルバラ鉄鉱石出荷量(100%ベース) 百万トン 77.8 +7 % -12 %
ピルバラ鉄鉱石生産量(100%ベース) 百万トン 76.4 -2 % -11 %
ボーキサイト 百万トン 13.6 -2 % +2 %
アルミニウム 千トン 803 +3 % -1 %
銅鉱石 千トン 102.5 -9 % -9 %
チタンスラグ 千トン 279 -5 % +3 %
IOC鉄鉱石ペレットとコンセントレート 百万トン 2.3 -8 % -14 %

* 特に記載のない限りリオティントの持分

第1四半期の操業に関する最新情報

– 安全・健康を含めたウェル・ビーイングは変わらずに当社の最優先事項です。第1四半期の全傷害発生頻度は前年同期(0.40)に比べて0.34に改善しましたが、現状に満足している余裕はないと考えています。重要な新型コロナウイルス感染症対策を引き続き実施するとともに、従業員、協力会社、地元コミュニティーを強力に支援することに注力します。
– ピルバラの鉄鉱石出荷量は、7,780万トン(100%ベース)となり、前年同期比7%増加しています。生産量は7,640万トン(100%ベース)で2%減少しました。これは2月中続いた平年以上の降雨とプラント稼働状態によるものです。作業員の確保やと天候の影響で保全が中断されました。4月にはサイクロン「セロハ」も鉱山と港の操業に影響を与えました。通年での鉄鉱石生産量に関する見通しは変わりません。
– ボーキサイトの生産量は1360万トンで前年同期比2%減でした。これはオーストラリア東部での大雨によるものです。また、アムラン鉱山の港が高波とサイクロンにより14日間閉鎖されました。通年のボーキサイトに関する見通しに変更はありません。
– アルミニウムの生産量は80万トンで、前年同期比3%増でした。これは、ケベック州のベカンクール製錬所がフル稼働するようになったこと、ブリティッシュ・コロンビア州キティマットでの電解炉の炉修サイクルが完了しつつあることによるものです。
– 銅鉱石の生産量は12万500トンで、前年比9%減になりました。これはエスコンディーダ鉱山とケネコット鉱山の実収率とスループットの低下によるもので、その一部をオユトルゴイ鉱山での露天掘り高品位地域への移行で相殺しています。ケネコット鉱山では南壁の高品位鉱石へ移行を始めたため粗鉱品位がわずかに増加しました。この傾向は2021年を通して徐々に進むと思われます。オユトルゴイ鉱山の出荷量は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中国の国境規制の影響を受けています。引き続き関係当局やお客様と密接に協力し、サプライチェーンの混乱というリスクに対応してゆきます。
– チタンスラグの生産量は27.9万トンと前年比5%減となりました。これはケベック州にあるRio Tinto Fer et Titane (RTFT)の金属工場群において計画されていた炉修により、9炉のうち8炉での操業となったことによるものです。
– Iron Ore Company of Canada(IOC)でのペレットとコンセントレートの生産量は、天候の影響や鉱山からの鉱石積載機器の稼働状態やコンセントレーター・プラントの稼働率低下により、前年比8%減になりました。3月31日、港にある1台のリクレーマーで火災が発生しました。通年での生産量に関する見通しは変わりません。
– 4月8日、「2020年度納税:経済貢献レポート」を発行しました。このレポートは、事業をおこなう国と地域において当社が84億ドルの税金やロイヤルティーを含めて470億ドルの直接の経済的貢献をしている旨を示しています。
– 今期、気候変動戦略の一環として、バリューチェーンの脱炭素化を推進するためのパートナーシップを2件締結しました。Paul Wurth社とSHS-Stahl-Holding-Saar社とは、水力発電から生成されたグリーン(環境に優しい)水素を利用して鉄鉱石ペレットを低炭素HBI(hot briquetted iron:熱間成形還元鉄)へ変換する可能性を一緒に研究しています。また、カリフォルニア州ボロンにある当社の鉱山で、事業工程への電力供給のため太陽熱利用による炭素を含まないエネルギーの生成と貯蔵をおこなうというHeliogen社の革新的なソーラー技術の活用を検討しています。

リオティントについて

リオティントは、ロンドンとニューヨークの証券取引所に上場するRio Tinto plcとオーストラリア証券取引所に上場するRio Tinto Limitedからなる二元上場会社で、英国に本社を置いています。国際的大手鉱業グループとして探鉱、鉱業と鉱物資源の加工を主たる事業とし、鉄鉱石、アルミニウム、銅、ダイヤモンド、金、産業用鉱産物(ホウ砂、酸化チタン、塩他)など、人類の進歩に必要不可欠な製品を供給しています。オーストラリアと北米を重要な拠点とし、南米、アジア、欧州、アフリカなど世界で事業をおこなっています。日本はリオティントにとって最も重要で長期にわたる取引パートナーのひとつです。

 

 

お問い合わせ

Media Relations, Japan

奥野雄三   Yuzo Okuno

M +81 (0)90 8502 0774

yuzo.okuno@riotinto.com

 

Rio Tinto Japan

1 Kojimachi 4, Chiyoda-ku

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