リオティント ヤコブ・スタウショーンを最高経営責任者に任命

2020/12/18

2020年12月18日

 

当リリースは2020年12月17日発表の英文プレスリリースの抄訳です。下記リンク先で原文をご覧いただけます。

https://www.riotinto.com/news/releases/2020/Rio-Tinto-appoints-Jakob-Stausholm-as-chief-executive

 

 

リオティントは、2021年1月1日付でヤコブ・スタウショーンを最高経営責任者に任命しました。

 

スタウショーン氏は、エグゼクティブ・ディレクター兼最高財務責任者として2018年にリオティントに入社して以来、バランスシートを強化しながら資本配分の規律を維持して大きな株主利益をもたらすなど、リオティント・グループの堅固な業績維持に主導的な役割を果たしてきました。

 

資本集約的な業界やサービス業界にてヨーロッパ、ラテン・アメリカ、アジア太平洋で25年間の豊富なリーダー経験を持つグローバルなエグゼクティブである同氏は、リオティント入社前はA.P. モラー・マースク社のグループ最高財務責任者兼戦略・変革責任者を務めていました。

 

その前には世界的な総合施設サービス・プロバイダーのアイ・エス・エスでグループ最高財務責任者を務め、それに先立つ約20年間はロイヤル・ダッチ・シェルにて世界各地で数々の財務方面の役割を担ったのち同社グループの最高社内監査役の職を担いました。

 

また、監査委員会の委員長を6年間務めたスタットオイルやオーストラリアのエネルギー会社ウッドサイド・ペトロリウムでも非常勤取締役の経験があります。

 

リオティントのサイモン・トンプソン会長は次のように述べています。「ヤコブが最高経営責任者となったことを発表でき嬉しく思います。戦略や商業実務の専門知識、しっかりとした価値観、協調的なリーダーシップ・スタイルなど、彼が併せ持つ資質は当社の次の最高経営責任者として理想的なものです。」

 

「彼は最高財務責任者としてリオティント・グループの業績にすでに大きく貢献しています。戦略開発、技術、財務とリスク管理にまたがる当業界と資源関連の深い経験を持つ上級管理職として、確かな実績を持ちます。効果的に関係構築をおこなう能力を備え、持続可能な開発を進めるうえでのビジネスの役割に個人的にも献身しています」。

 

ヤコブ・スタウショーンは次のように述べています。「このすばらしい会社を率いる機会を与えられたことを本当に嬉しく光栄に感じています。2年前の入社以来、現場で多くの時間を過ごし、すばらしい人々と出会い、多くの大切なパートナーの方々と絆を作ってきました。」

 

「リオティントの目的は人間の進歩に不可欠な材料を生産することであり、2020年に直面した困難な時期の後もこれに深くコミットし続けています。成長と持続可能性、技術戦略を進めると同時に安全、運営面と財務面の業績を高く維持するために、グループ全体の皆と協力しながらリオティントを率いてゆくのを楽しみにしています。そして、伝統的土地所有者や他のステークホルダーの皆様にたいする信頼回復の必要性を、当社の最優先事項と認識しています」。

 

スタウショーン氏が最高経営責任者となることにより、ピーター・カニンガムが2021年1月1日付でリオティントの暫定最高財務責任者に任命されます。現在ピーターはリオティント・グループの会計監査役で、リオティントでの27年間のキャリアの中で財務関連の上級職やリーダー職を数々務めてきました。リオティント入社前に公認会計士の資格を取得しています。

 

スタウショーン氏の任命の発効日2021年1月1日をもってジャン=セバスチャン・ジャックはリオティントの執行取締役と最高経営責任者の職から降り、同年3月31日にリオティント・グループを離れます。

 

トンプソン会長は、「2016年からリオティントで強力なリーダーシップを発揮したジャン=セバスチャン・ジャックに、あらためて感謝いたします。すばらしい株主利益、部門トップの収益性と価値創出、卓越した安全性を実現して、リオティント・グループを財務面で非常に強くしてくれました。彼と彼が率いたチームは、将来の成功のための強固な基盤を構築しました」と述べました。

 

 

ご参考

 

ヤコブ・スタウショーンは2018年9月にエグゼクティブ・ディレクター兼最高財務責任者としてリオティントに入社しました。リオティント入社前は、2012年に入ったマースク・グループにて2016年から最高財務責任者兼戦略・変革責任者を務めました。2008年から2011年までは世界的な総合施設サービス・プロバイダーのアイ・エス・エスでグループ最高財務責任者を務めました。それに先立つ約20年間はロイヤル・ダッチ・シェルにおいてヨーロッパ、ラテン・アメリカ、アジア太平洋地域で仕事をし、アジア太平洋の財務担当バイス・プレジデントや最高社内監査役などに就きました。2009年から2016年までは、監査委員会委員長を6年間務めたスタットオイル(現エクイノール)そして2006年から2008年にはウッドサイド・ペトロリアムの2社で非常勤取締役の経験を有します。

 

 

リオティントについて

 

リオティントは、ロンドンとニューヨークの証券取引所に上場するRio Tinto plcとオーストラリア証券取引所に上場するRio Tinto Limitedからなる二元上場会社で、英国に本社を置いています。国際的大手鉱業グループとして、探鉱、鉱業と鉱物資源の加工を主たる事業とするリオティントの主要な生産品目としては、鉄鉱石、アルミニウム、銅、ダイヤモンド、ウラン、金、産業用鉱産物(ホウ砂、酸化チタン、塩など)が挙げられ、人類の進歩に必要不可欠な製品を供給しています。豪州と北米を重要なビジネス拠点とする一方で事業活動は世界にまたがり、南米からアジア、欧州、アフリカにおよびます。4つのプロダクトグループ(アルミニウム、銅&ダイヤモンド、エネルギー&ミネラルズ、鉄鉱石)に加えて成長イノベーション部門とコマーシャル部門が、横断的かつ補完的に役割を果たす組織編制になっています。

 

 

リオティントと日本について

 

日本はリオティントにとって最も重要かつ長期にわたる取引パートナーのひとつです。当社の鉄鉱石ビジネスは 1960 年代に日本の製鉄会社による長期の購入契約を背景に発展を遂げ、日本の高度経済成長期を良質 な原料資材の安定供給で支えてきました。リオティントは今日も日本に対する鉄鉱石の最大のサプライヤーであり、これまで50 余年にわたり 19 億トン以上を出荷。また、金属・鉱物資源においても、日本最大のサプライヤーのひとつとして250 社を超える日本の顧客企業へアルミニウム、銅、モリブデン、ダイヤモンド、ウラン、産業用鉱産物(ホウ砂、酸化チタン、塩等)を輸出しています。さらに、日本企業は当社の大切なパートナーとして世界中の合弁事業やバリューチェーン、技術革新に欠かせない存在です。

 

 

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