リオティント 2020年度第3四半期生産実績を発表

2020/10/16

リオティントは2020年10 月16日、2020年度第3四半期の生産実績を発表しました。

 

CEOのジャン=セバスチャン・ジャックは次のように述べています。

「今期は、ほぼすべての資産において堅調な操業実績をあげました。鉄鉱石部門を中心として延期していた計画的メンテナンス作業を順調に消化する一方、コロナ禍での新しい操業条件への対応を継続しています。主要製品全体にわたり、2020年の資本支出および生産の見通しを維持しました。」

「プートゥ・クンティ・クラマ・アンド・ピニクラ(PKKP)の方々の信頼を回復することに重点を置き改善策を進めています。10月13日火曜日、ピルバラの伝統的土地所有者の方々へ、遺跡に係るすべての課題を彼らと話をしながら見直すことを詳述した書簡を送りました。そこでは、彼らへの敬意や透明性、相互利益が確認できるよう記載条項に変更を加えることも含め合意文書の最新化を考えているという当社の姿勢をお伝えしました。」

「困難な状況下ですばらしい対応力を示すことができておりますが、引き続き従業員や協力会社の人々、コミュニティーの人々の健康と安全を最優先としています。良質な資産を持ち、投資の自主規律や『量より質』の考え方に留意している当社は、事業への投資、コミュニティーへの支援、ビジネスをおこなっている国や自治体への税金やロイヤルティーの支払い、そして短、中、長期での株主への魅力的な利益還元、これらすべてを継続することが可能です」。

 

生産量* 2020年度
第3四半期
前年同期比 前期比 2020年度

9カ月間

前年同期比
ピルバラ鉄鉱石出荷量(100%ベース) 百万トン 82.1 -5 % -5 % 241.7 0 %
ピルバラ鉄鉱石生産量(100%ベース) 百万トン 86.4 -1 % +4 % 247.4 +2 %
ボーキサイト 百万トン 14.5 +5 % -1 % 42.8 +7 %
アルミニウム 千トン 797 +1 % +2 % 2,365 -1 %
銅鉱石 千トン 129.6 -18 % -2 % 395.4 -10 %
チタンスラグ 千トン 293 -9 % +12 % 848 -8 %
IOC鉄鉱石ペレットとコンセントレート 百万トン 2.3 -21 % -15 % 7.7 -4 %
  • 特に記載のない限りリオティントの持分

 

3四半期の操業に関する最新情報

 

  • 2020年の全傷害発生頻度は前年の42から0.35へと改善しました。当社の操業拠点とオフィスを新型コロナウイルス流行下の新しい環境に適応させながら、従業員とコミュニティーを守るために綿密なリスク管理を続けています。
  • 西オーストラリア州ピルバラでの操業状況は感染症流行前の勤務体制へと戻り通常操業となりつつありますが、従業員、協力会社、コミュニティーを守るための手順は継続しています。ピルバラの鉄鉱石生産量は、前年第3四半期を1%下回る8,640万トン(100%ベース)となりましたが、生産量と剝土量の合計は四半期ベースで過去最高を記録しています。延期していた港湾設備のメンテナンス作業の再開により、鉄鉱石出荷量は前期比5%減となりました。
  • ボーキサイトは、当四半期と年初来の生産量がともに全拠点で増加し、前年同期を5%上回る1,450万トンとなりました。リオティントが直接操業管理をしていないギニアのCBGジョイントベンチャーでは、四半期ベースで過去最高の生産量を記録しました。
  • 第3四半期のアルミニウムの生産量は80万トンで、前年同期を1%上回り各製錬所の操業は堅調です。
  • 当四半期の銅の生産量は、ケネコット製錬所の長期操業停止に対応するために採鉱計画を変更した結果、品位低下が起こり、前年同期を18%下回りました。精製銅の生産量は57%減で、これは主にケネコット製錬所の再開遅延によるものです。
  • ケネコット製錬所の再開がメンテナンス後に見つかった問題により遅延したため、8月19日、精製銅に関する今後の見通しについての最新情報を発表しました。同製錬所は発表通りに安全に操業を再開しており、10月中には全面操業となることが見込まれています。2020年の精錬銅生産量の今後の見通しは変更なく13万5,000トンから17万5,000トンの間です。
  • 8月28日、当社はターコイズ・ヒル・リソーシズ(TRQ)によるモンゴルのオユトルゴイ・プロジェクトに関する「2020年オユトルゴイ技術報告書(2020 OTTR)」の公表に言及しました。すべての見積は、2020年後半に予定される最終見積もりの終了時に変更される可能性があります。最終見積プロセスに基づく事前予想では、最初のサステナブル産出が始まるのは2022年10月から2023年6月の間の早い時期になりそうです。この開発資本コストは、新型コロナウイルス流行による既知の影響を含め、66億ドルから71億ドルの範囲の上限に迫ると予想されます。詳細は、投資、成長、開発プロジェクトのセクションをご覧ください。
  • 9月10日、当社はTRQと覚書を交わしたことを発表しました。モンゴルでのオユトルゴイ地下坑内プロジェクトを完了させるための資金調達を進め、TRQの拠出状況に対応する道筋を提供するものです。
  • チタンスラグの生産量は、ケベック州および南アフリカにおける新型コロナウイルスによる制約と市場需要に合わせたことにより、前年同期を下回る29万3,000トンとなりました。
  • Iron Ore Company of Canada (IOC) での鉄鉱石ペレットとコンセントレートの生産は、コロナ禍での移動制限により6月から9月へ延期していた年1度の計画的メンテナンス作業をおこなったため、前年同期を21%下回りました。

 

リオティントについて

 

リオティントは、ロンドンとニューヨークの証券取引所に上場するRio Tinto plcとオーストラリア証券取引所に上場するRio Tinto Limitedからなる二元上場会社で、英国に本社を置いています。国際的大手鉱業グループとして、探鉱、鉱業と鉱物資源の加工を主たる事業とするリオティントの主要な生産品目としては、鉄鉱石、アルミニウ ム、銅、ダイヤモンド、ウラン、金、産業用鉱産物(ホウ砂、酸化チタン、塩など)が挙げられ、人類の進歩に必要不可欠な製品を供給しています。豪州と北米を重 要なビジネス拠点とする一方、事業活動は世界にまたがり、南米から、アジア、欧州、アフリカにおよびます。4つのプロダクトグループ(アルミニウム、銅&ダイヤモンド、エネルギー&ミネラルズ、鉄鉱石)に加え、成長イノベーション部門およびコマーシャル部門が横断的かつ補完的に役割を果たす組織編制になっています。

 

リオティントと日本について

 

日本はリオティントにとって最も重要かつ長期にわたる取引パートナーのひとつです。当社の鉄鉱石ビジネスは 1960 年代に日本の製鉄会社による長期の購入契約を背景に発展を遂げ、日本の高度経済成長期を良質 な原料資材の安定供給で支えてきました。リオティントは今日も日本に対する鉄鉱石の最大のサプライヤーであり、これまで50 余年にわたり 18 億トン以上を出荷。また、金属・鉱物資源においても、日本最大のサプライヤーのひとつとして250 社を超える日本の顧客企業へアルミニウム、銅、モリブデン、ダイヤモンド、ウラン、 産業用鉱産物(ホウ砂、酸化チタン、塩等)を輸出しています。さらに、日本企業は当社の大切なパートナーとして世界中の合弁事業やバリューチェーン、技術革新に欠かせない存在です。

 

 

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