Iron ore鉄鉱石
鉄鉱石は、鉄の製造に使用される主要な原料です。
鉄は強靭で耐久性に優れコスト効率が高いことから、
洗濯機から自動車、橋梁、高層ビルまで、あらゆる用途に適しています。
鉄鉱石は、鉄の製造に使用される
主要な原料です。鉄は強靭で耐久性に
優れコスト効率が高いことから、
洗濯機から自動車、橋梁、高層ビルまで、あらゆる用途に適しています。
世界鉄鋼協会によると、鉄は世界で最も広く使われている金属です。世界の鉄消費量は今後10年間で1~2%増加すると見込まれています。
紀元前11世紀にキプロスで鉄製ナイフが作られたという記録があり、これが考古学上で人類が最初に鉄を使った時とされています。その4世紀後には古代ギリシャの歴史家ヘロドトスが鉄の細工を施した器に言及しています。紀元前3世紀には、南インドの職人たちが粘土製の容器と木炭を使って銑鉄を製錬していました。
鉄を製造するベッセマー法は、イギリスの発明家ヘンリー・ベッセマーにより1850年代中頃に発明されました。20世紀中頃にはベッセマー法が改良され、こんにち高炉一貫製鉄所で使用されている転炉法が発明されました。
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リオティントの鉄鉱石
リオティントは現在、西オーストラリア州において世界で最も有名な鉄鉱石ブランドであるピルバラ・ブレンドを含む5つの鉄鉱石製品を生産しており、これらは製鉄所で焼結原料や高炉直接投入原料として使用されています。
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ピルバラ・ブレンド
粉鉱と塊鉱ピルバラ・ブレンドは世界で最も有名な鉄鉱石ブランドで、その品質の高さと一貫性で広く知られています。ピルバラ・ブレンドは、当社の鉄鉱石製品ポートフォリオの約65%を占めています。また現在の市場で最大かつ最高の流通動性を持っており、「鉄鉱石の米ドル」とも呼ばれています。
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ヤンディクージナ
粉鉱当社のヤンディクージナ鉱山で産出される鉄分58%の鉱石は、不純物が少ないことから鉄分の高い焼結鉱を生産するのに使われます。ヤンディクージナ粉鉱は、東アジアや中国南部のお客様に焼結ブレンドのベースロードとして使われています。
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ローブバレー粉鉱と塊鉱
ローブバレーの鉱石は、鉄分は低めですがリン含有量も低く、よりニッチな用途に使われる高品質鋼を生産する製鉄会社に高く評価されています。
ピルバラの当社の鉄鉱石事業は、16ヵ所の鉄鉱石鉱山、4ヵ所の独立した港湾ターミナル、総延長1,700kmの鉄道網そして関連インフラによるワールドクラスの総合ネットワークで構成されています。データから得られる知見は、鉄鉱石を効率的に探査、採掘するのに役立てられています。
西オーストラリア州パースにあるオペレーション・センターは、人工知能、自動化、ロボティクスなどの次世代技術を使ってリアルタイムでオペレーションを管理し変化にも速やかに対応しています。当社のオートホール(AutoHaul™)鉄道システムは、世界初の長距離重貨積載無人運行鉄道網であり、世界最大のロボットのひとつといえます。