Sustainability Update / Mar – Apr 2024

2024/05/21

リオティント、2024年度第1四半期生産実績を発表(リオティント発表 日本語英語

リオティントはエネルギー転換に必要とされる原料供給に注力し、脱炭素化に向けて取り組みを継続しています。

 

  • オユトルゴイ銅鉱山:銅は世界の再生可能エネルギーへの移行において重要な役割を果たしており、その需要は今後さらに増加する見込みです。オユトルゴイ銅鉱山での長期計画(2028年から年産50万トンに拡張)に基づいた坑内掘り鉱区の生産は順調に進んでおり、2023年第1四半期から8%増加しました。

 

  • アルミニウム・リサイクル事業:北米最大のアルミ新地金生産者であるリオティントと、北米で再生アルミ事業に特化するマタルコとの合弁事業は、初めて四半期を通じてリサイクル・アルミ製品の生産を達成しました。

 

  • シマンドゥ高品位鉄鉱石プロジェクト:アフリカのギニアで開発中の、シマンドゥ鉄鉱石プロジェクトは順調に進捗しています。2025年に生産を開始し、30か月をかけて年産能力を6,000万トンに増強する予定です。製鉄時のCO2排出量を抑えられる直接還元鉄の原料としても期待される、高品位の鉄鉱石を生産します。

 


 

 

日豪イノベーション基金(AJIF)

リオティントがサポートする、日豪両国関係の発展に寄与する活動を支援するために設立された日豪イノベーション基金(AJIF、旧FAJS)への、三井物産の参画が発表されました。リオティントと三井物産は、西オーストラリア州ピルバラの鉄鉱山、ローブリーバー合弁事業のパートナーとして、また鉱業バリューチェーンの脱炭素化に向けた取り組みを共同で検討するための覚書に調印するなど、幅広いパートナーシップを築いています。

2018年にリオティントが資金提供を開始したAJIFは、科学・技術・イノベーションにおける日豪協力の認知度を高め、これらのパートナーシップを通じて二国間関係に変革をもたらす人々を支援することを使命としています。今回三井物産が参画することで、グリーンスチールや再生可能エネルギーシステムなど、日豪間のビジネスと密接な関わりのある研究分野への支援をより拡大していきます。

 

 


 

 

資源業界の女性活躍:鉱山現場で働く日本人女性のストーリー

2023年のリオティントの女性従業員の割合は前年比1.4%増の24.3%、女性の新卒採用は51.7%に達しました。他業種と比較すると資源業界の女性比率はまだ低いものの、鉱山現場の最前線で活躍している女性も多くいます。西豪州ピルバラの鉄鉱山で働く日本人女性Mariもその一人です。Fly in Fly out(FIFO)で自宅のあるパースから鉱山に飛んで数日間滞在し、巨大な日本製のエクスカベーター(掘削機)を操縦する彼女のストーリーが公開されているので、ぜひご覧ください。(英語のみ)